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レイ・バービー『Tiara for Computer』インタビュー

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Interview by:Hashim Bharoocha

Text by:RUSH! PRODUCTION

 

ストリートで大きな影響力を 持つ現役プロスケーター’’Ray Barbee’’。ファースト・アルバム『In Full View』から13年ぶりに発表されたセカンド・アルバム『Tiara for Computer』を記念したインタビュー公開。

 

●ふだんドライブはしますか?

♦︎レイ・バービー(以下、レイ)しょっちゅう運転してるよ。僕はスケート・スポットまで運転していくことが多いし、家族がいるから、どうしても運転することが多い。息子が二人いるんだけど、二人ともスポーツをやってるし、長男はアルバイトを始めたから、僕と奥さんは子供たちの運転手のようなものだよ(笑)。長男を仕事場や学校にクルマで連れて行ってあげたり、次男がフットボールやバスケをやってるから、クルマで練習に連れて行くんだ。クルマがないとスケート・スポットに行けないし、音楽のリハーサルにも行けないから、生活の必須アイテムだね。

●お気に入りの街や景色などはありますか?

♦︎時間があるときは、海沿いのPCH(パシフィック・コースト・ハイウェイ)をドライブするのが好きだよ。海岸を見ることができるから好きなんだ。PCHで目的地に行くと時間がかかることがあるんだけど、他の高速道路が渋滞しているときは、PCHを使うと逆に速いときがある。僕はロングビーチに住んでるんだけど、ハンティントン ビーチ、コスタメサなど南の方に行くときは、PCHを使うことが多いんだ。普通の高速道路と違って、海の景色が美しいから気に入ってるよ。

●選曲のポイントはどのような点でしょうか?

♦︎ロングドライブのときに聴きたい音楽を選んだんだ。一人で長時間運転してると疲れることもあるから、音楽がないとシャキッとしないし、テンションが上がらないんだ。だから、アップテンポで躍動感のある曲をたくさん選んだんだよ。こう言う曲を聴くと、元気が出て運転しやすいんだ。

 

●ドライブについて思い出はありますか?

♦︎僕はプロ・スケーターとして、数え切れないくらいのスケート・ツアーに参加してきたんだけど、スケート・チーム全員がバンに乗り込んで各地に運転していくんだ。そういうロード・トリップでは、何時間もスケート仲間とバンの中で過ごしてアメリカを横断するんだけど、楽しい思い出が多いね。退屈しないように、ツアー中はみんなでクレイジーなことをしょっちゅうするんだよ(笑)。

●どんなクルマで、どんな場所に向かうときの音楽ですか?

♦︎クルマの種類より大事なのは、誰と一緒にクルマに乗るかなんだ。家族と一緒にクルマに乗るのが大好きなんだよ。最近は仕事で忙しかったから、ファミリーでロードトリップに行きたいね。だから、理想は家族と一緒にバンに乗ることかな。

●キーとなる曲の解説をお願いします。(なかから3~4曲)

♦︎どの曲も大好きなんだけど、何曲か特に思い出深い曲があるんだよ。スケートボードをやり始めた頃に、ちょうどB-52’s、トーキング・ヘッズ、ポリス、ディーヴォにハマったんだ。ロングドライブをするときにB-52’sの“Strobe Light”を聴くと、スケボーに乗り始めた10代の頃の思い出が蘇るんだ。マイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール」に収録されてる“Workin’ Day and Night”は、スケボーに乗り始める前に初めて聴いた曲なんだけど、家族や親戚で集まってバーベキューをしたときのことを思い出すよ。マーヴィン・ゲイの“T Plays It Cool”のフィーリングが大好きなんだけど、いつ聴いても飽きない曲だね。この曲からマーヴィン・ゲイの雰囲気を強く感じるんだけど、彼はこの曲で全く歌ってないんだ。歌っていなくても、彼のメロディやスタイルがこの曲に注入されていて、70年代らしいサウンドの曲なんだ。Moogのシンセが使われていて、ベースラインがすごくファンキーなんだ。ヒップホップのアーティストの多くはこの曲にインスパイアされてるよ。UI(ウーイ)の“Drive Until He Sleeps”は「Lifelike」(ライフライク)というアルバムに収録されてるんだけど、Vansのヨーロッパのスケート・ツアーに出発する前にこのCDを入手したんだ。他のスケーターがブームボックスを持ってきていたから、ツアーバスの中でこのCDを聴きまくったんだよ。この曲を聴くと、ヨーロッパのVansのスケート・チームと一緒に、フランスのイベントでスケートしたことを思い出すね。

 

●ここ最近の近況を教えてください。(夏から秋にかけて)

♦︎夏の間は新曲を書いて、サンフランシスコのスタジオでレコーディングし始めたんだ。ここ最近はマトソン2とのプロジェクトや、ブラックトップ・プロジェクトのアルバムをリリースしたけど、10年以上もソロ・アルバムをリリースしてないから、アルバムを完成させるのがすごく楽しみなんだ。あと、Element Skateboardsが新しいスケート・ビデオを発表するから、これからスケートの撮影も始まるんだ。

13年ぶりに発表されるセカンド・アルバム『Tiara for Computer』。John Herndon(tortoise)が全曲参加しているほか、Tommy Guerrero、Josh Lippiが参加。ミックスは、Monte Vallier、マスタリングは、JJ Golden。プロデュースとアートワークは、Thomas Campbell。Ray Barbeeはギターとシンセサイザーを演奏している。USでは、スケート・カンパニー「Independent Trucks」のレーベルより発売。